今回は僕を含めて、何か新しい事を始めようとする時に、気持ち的に「やりたくない！」と拒否反応を起したり、不安になったりする事があると思います。
「ブログの記事を書きたくない。」って、
勿論これは、経験が無い分誰しもが不安に感じてしまい、拒否反応を起してしまう。
そんな理屈的に考えればすぐにわかる事と思いますが、今回はもう少し深掘りをして、
【脳科学】からみて、拒否反応を起すのはなぜなのか？
をテーマに検証したいと思います。
さらに原因と対策についてもご説明致します。
目次
新しい事に挑戦すると”やりたくない”拒否反応を起す原因とは？
脳科学から考察すると、新しい事に挑戦すると”やりたくない“と拒否反応を起す原因はズバリ、脳が”シンドイ事をするな！”と命令を出しているからです。
脳の具体的な役割とは？
脳はいわゆるパソコンで言えば、「CPU（Central Processing Unit）/中央処理装置）」の役割を果たしている部分です。
パソコンの中のソフトウェア（Windowsやエクセルやワードetc）を使う為には、同じくパソコンの中のハードウェア（メモリ、HDD、ディスプレイ、プリンター、マウス、キーボード）同士を使って処理や結果を表示する事で、使えるようになります。
このような様々な情報の計算処理の中心となるのがCPUなのです。
※ちなみにCPUが無いとパソコンを動かす事も出来ません。
「こう言う風に計算しなさい。」
「計算済みのデータはここに保存しないさい。」
などの情報をCPUに伝え、結果CPUはこの情報に従って計算をしたり、データを保存したりします。
そして最終的に、出力装置や記憶装置に送る処理をします。
脳の特性と仕組みがわかれば納得の理由
ではなぜヒトは新しい事をしようとすると、脳からの信号で”シンドイ事をするな！”と、STOPがかかるのでしょうか？
それは脳の特性と仕組みを知れば納得の理由が有ります。
脳は人の身体の指揮命令をする為の中枢器官です。
その為に非常に多くのエネルギー（酸素と栄養）が必要になってきます。
そして何か新しい事を始めようとすれば、新たに脳のプログラムを構築する必要が出てきます。
しかしその一方で脳は、本能として楽をしたがるようにプログラミング化されています。
以上の理由から、ヒトは何か新しい事を始めようとすると脳から多くのエネルギーが必要になる事から、「シンドイ事はするなぁ！」と命令が出て、私たちは意識的に拒否反応を起す訳なのです。
日本人特有の事情も関与している
その一方で、何か新しい事に挑戦する際、ヒトは本来「楽しい」と感じる生き物です。
それは新しい事を始めようとすると脳内からドーパミンと言う物質が盛んに出るようになるからです。
しかしその一方で、日本人は楽しいと感じるわくわく感よりもむしろ不安感の方が先行しがちなヒトの方が多いとも言われています。
新しい事に挑戦すると”やりたくない”拒否反応を起す対策について
新しい事に挑戦する際に脳からの指令で”やりたくない”と拒否反応を起す対策について、上記の脳の特性や仕組みや日本人特有の遺伝子を踏まえて、以下にまとめてみました。
ポイントは以下の4つです。
- 居心地のよい空間作りをする
- 中途半端に実践して0⇒1の状態を作り上げる
- ツァイガルニク効果を利用する
- 瞑想をする
居心地のよい空間作りをする
まずは形からと言う事で、居心地のよい空間作りをする事で、不安原因のセロトニン神経にアプローチして、不安を抑制する事が可能になってきます。
- デスク周りには余計な物は置かない
- 集中力や鎮静効果を高める働きのある「青色」の物を、自身が目に付くカーテンや壁に飾る絵画などを飾る
- 生産性や幸福度や疲労回復効果のある観葉植物を部屋に飾る
- 作業をする為に最適な室温25度に設定する
- アロマポットやディフューザーを使ってリラックス効果を高める
- 川のせせらぎや木々のざわめきや小鳥の鳴き声などの自然の音楽を流し集中力を高める
中途半端に実践して0⇒1の状態を作り上げる
脳が最もエネルギーを消費するのが、最初の０の段階です。
この0の段階を1の状態に持って行きさえすれば、エネルギーを最初の0の段階程必要としないので後は楽勝です。
当然拒否感も起こりにくくなります。
その為には、最初から飛ばしすぎずに、少しずつ資格の取得の為の勉強や副業をやるのがおすすめです。
具体的には参考書をまずは2P目分だけを読んでみるとか、1問だけ問題をといてみるとか。
ツァイガルニク効果を利用する
ツァイガルニク効果は、ヒトは不達成や中断した出来事の方が、達成出来た事よりもよく覚えている現象の事を意味します。
つまりヒトは、その日に中途半端に仕事や勉強を終わらせる事でモヤモヤ感が残り、次の日の仕事や勉強を効率よくこなす事が出来ると言う訳です。
瞑想をする
新しい事に挑戦する際の”やりたくない”の拒否反応を起す根底には、不安や過去の失敗による経験が根底にあります。
よって不安や失敗経験を解消する為に、瞑想も良いです。
事実瞑想を行う前と後では、不安を生み出す脳の中の扁桃体の活発的な活動が収まると言った研究結果もあります。
瞑想はあぐらをかいて背筋を伸ばして、呼吸を整えながら「吸う」・「吐く」を繰り返すだけの動作なので、誰でも簡単に行う事が出来ます。
まとめ
今回は、新しい事をすると”やりたくない”と拒否反応を起すのはなぜ？に対する原因と対策をご説明してみました。
- 脳は新しい事を始めると、沢山のエネルギー（酸素と栄養）が必要になってくるので、脳からの指令で「シンドイ事はするなぁ！」の指令による物
- 日本人は、「セロトニン」と呼ばれる、感情や気分をコントロールする為の神経伝達物質が伝わりにくい遺伝子を持っているので、新しい事を挑戦する際には不安を感じやすい
- 居心地のよい空間作りをする
- 中途半端に実践して0⇒1の状態を作り上げる
- ツァイガルニク効果を利用する
- 瞑想をする
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